平成の時代が終わり、新しい令和の時代が始まりました
令和のもととなった万葉集巻五、梅花の歌三十二首の序文
初春の令月にして気淑く風和らぎ
梅は鏡前の粉を披き
蘭は珮後の香を薫らす
ここには月が登場していますね
この歌が詠まれた年月日を調べると、月齢12の月が宙に輝やいていたようです
上弦の月より少しふっくらふくらんだお月様を見て
この歌を読んだのかもしれませんね
その歌が時代を超えて、今の時代の年号につながっていると思うと・・・
なんだか不思議な気持ちになります
さっそく、新時代令和の2019年下半期の宙模様を紹介します
1日~ 夕方の東の宙で一番星として木星が輝く
18日、19日 夕方の西の宙で火星と水星が接近
昨年7月に大接近して話題となった火星がそろそろ見納めです
18日、19日の西の宙、とても低いところで水星と接近する姿が見えます
とても宙低く、まだ宙も薄く明るい時間帯だと見つけずらいかもしれませんが
そっと寄り添う2つの惑星の姿が心温まる宙模様です
17日 部分月食(一部地域)
月食は、太陽に照らされた地球の影の中へ月が入って、月が欠けて見える現象
晴れていれば、自分のその眼で見ることができる
宇宙の壮大さを感じられる宙模様です
ただし、この日の部分月食は中国、四国地方よりも西の地域でしか見られません
東に住む皆さんは、早めの夏休みをとって月食旅行なんていかがでしょう?
17日 伝統的七夕(旧暦の七夕)
13日 ペルセウス流星群
30日 8月の2度目の新月
三大流星群として、毎年私たちを楽しませてくれる「ペルセウス座流星群」
今年は満月前の月が夜宙を明るく照らして、多くの流れ星が見えないかもしれません
それでもあきらめず、宙を見上げていたら思わぬ出会いがあるかも!?
お盆時期なので、帰省先や旅行先で楽しんでみてくださいね
6日 上弦の月と木星が寄り添う
13日 中秋の名月
14日 2019年で一番小さい月(ミニマムーン)
6月頃から見頃を迎えはじめた木星が上弦の月に寄り添って輝きます
木星のお供をした月は13日で中秋の名月(十五夜、旧暦の15日目)を迎え
翌日14日は今年一番小さな満月、ミニマムーンとなります
月を中心に宙模様を楽しめるでしょう
9月 りゅう座流星群
22日 オリオン座流星群
10月は隠れた流星群シーズン
三大流星群はありませんが、”小粒ながらピりりと辛い”いい味をだしてくれう流星群があります
りゅう座流星群は月が沈む夜半過ぎからが見頃の夜更かしタイプ
オリオン座流星群は月が昇る夜半前までが見頃の早寝タイプ
あなたのくらしのリズムに合わせて、好みのタイプの流星群を見てみませんか
18日 しし座流星群
29日 夕方の西の宙で土星、月、金星、木星が一直線に並ぶ
しし座流星群は月が昇ってくる夜半前までが狙い時
そして何よりもおもしろいのは、土星・月・金星・木星が
夕方の西の宙で一直線に並ぶ姿です
細い三日月の斜め上に土星、斜め下に金星、さらにその下に木星が輝きます
15日 ふたご座流星群
26日 金環日食(国外)
29日 夕方の西の宙で金星と月が寄り添う
三大流星群のひとつ、ふたご座流星群がやってきます
しかし、月が一晩中宙で輝いているので多くの流れ星は期待できないかも
26日にはシンガポールやグアムで金環日食が見られます。早めの年末休みをとって旅行してみてはいかがでしょう?
2019年下半期の宙模様をまとめてみました
もちろん、ピックアップした日以外も宙では星が輝き毎日違う姿をみせてくれます
「いつもと違うな」と気付けるのは、毎日見上げているからこそ
気が向いた時だけでも良いので、宙を見上げるくらしをしてみませんか?
変化に気付いた時って、想像以上におもしろくて、宙のとりこになってしまいますよ